■■■ baby03  ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ ■■■

vol-12
   本のタイトル: ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ

   著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン ぶん
      林 明子 え
      坪井 郁美 訳
   出版:ペンギン社
   利用対象: 3歳から大人まで

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   作者は「おやすみなさいおつきさま」で知られている
   マーガレット・ワイズ・ブラウンで、50年くらい前に書かれた3篇の物語
   より翻訳されたものだそうです。
   絵は、人気作家の林明子という異色のコンビ(?)
   林明子さんの絵は外国風に描かれています。
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   おばあちゃんからのお誘いの電話で、ひとりでおばあちゃんの家へ
   でかけることになったぼく。
   おばあちゃんの家へ着くために守ることは、「まっすぐまっすぐ行くこと」

   おばあちゃんとの約束を守るだけでなく、ぼくは途中でおばあちゃんへの
   お土産をみつけるということもやってのけ、川や山(子供にとっては大きな
   もの、でも大人にとっては小さなものかも)を乗り越えるという冒険も経験。
   ”まっすぐ”に向かって、ぼくは迷うことなく進み続けます。

   最後には、どうしておばあちゃんがぼくにお誘いの電話をかけたのかという
   謎が解けるという、物語はこうあるべきというお手本のような、流れるよう
   なお話です。

   ”まっすぐ”進むということは、思ったより難しいと思っている大人だから
   こそ、ぼくのひたむきさにひかれる人は、多いのではないでしょうか。

   (終わり)


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