今回紹介する絵本の主人公はたつくんです。
たつくんは、パンツがまだうまくはけません。
何度もはこうと挑戦しますが、その度に転んでしまいます。
パンツをはかずに外に飛び出すたつくん。
そこで動物達にたつくんのおしりを笑われてしますます。
そんなたつくんを見守っているママがいます。
スピード時代のせいかな、何でも早く速くってママはせかされています。
それで、こどもにもついつい、はやくはやくって言ってしまいます。
すぐに手を出してしまいます。
でも、この絵本を読むと、はじめてひとりで出来た、たつくんの
喜びに一緒になって感動できます。たつくんやったねって。
失敗もたつくんの成長の要素なんですね。
だから、たつくんのママみたいに、自分でできるまで
見守るってことって、大切なんだなぁと思います。
失敗して逃げだしてしまいたくなるたつくんの気持ちにも
共感できます。
でも、あきらめずに、がんばれば、きっと何かが
みえてくるはず・・・・
短いお話の中に、お母さんと子どもの思いが
ぎゅっとつまっている、良い話です。
(終わり)