絵本古本マーケットはっぴぃ

6月のおすすめ絵本(2017年)

■6月29日 ★旧版・初版第2刷★「にんじんケーキ」ノニー・ホグローギアン

にんじんケーキ
ノニー・ホグローギアン/作 乾侑美子/訳 評論社

新婚のにひきのうさぎのおはなしです。内気なおくさんは、だんなさんのはなしに相づちを
うつだけ。それに満足しないだんなさんは、おくさんに自分の思い通りに答えるよう命令します。
だんだんちぐはぐになっていく会話・・・とうとう怒りだしたのは、おくさんのほうでした!
滑稽で笑ってしまう、ささいなけんか話は、愛について問う寓話です。
ふたりがその日に食べたのは、だんなさんの話に出てきた、にんじんケーキ。
「なにもしゃべりませんでした。」で終わる文章ですが、ふたりはそれぞれの思いを胸に秘めて
だまってそれを食べたのでしょうね。
2009年に改訂版で復刊されていますが、本作は、1986年発刊の初版第2刷です。
改訂版では、表紙絵と作者の名前表記がナニー ホグローギアンに変わっています。
初版ですので、絵の色目がやさしく、やけ具合とともに、よい雰囲気です。

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■6月25日 【洋書絵本】ルドウィッヒ・ベーメルマンス「マドレーヌ」シリーズ絵本集・6作品集録「MD ABOUT MADELINE」★大型本★

MD ABOUT MADELINE THE COMPLETE TALES (FOSSETTE1) [マドレーヌに夢中/アメリカ・英語(丸善フォセット1)]
Ludwig Bemelmans(ルドウィッヒ・ベーメルマンス)/作 Viking

絵本6作品が、一冊の本に集録されているマドレーヌシリーズの愛蔵版。全320ページの大型本です。
巻末には、ベーメルマンスの家族写真や、ラフ画も掲載されています。
第1作の「Madeline (げんきなマドレーヌ)」は、1939年に出版。
1954年には、「Madeline's Rescue」(マドレーヌといぬ)でコールデコット賞を受賞しています。
集録されている作品は↓↓↓

Madeline (げんきなマドレーヌ)
Madeline and the Bad Hat (マドレーヌといたずらっこ)
Madelin's Reseue (マドレーヌといぬ)
Madeline and the Gypsies (マドレーヌとジプシー)
Madeline in London (ロンドンのマドレーヌ)
madeline's Christmas (マドレーヌのクリスマス)


カバー後面には、各絵本のタイトル画が載っています。

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■6月20日 【乗り物図鑑絵本】元浦年康・写真「大きな運転席図鑑 きょうからぼくは運転手」

大きな運転席図鑑 きょうからぼくは運転手
元浦年康/写真 結城嘉徳/イラスト 学研マーケティング

2010年初版本、大きなサイズのハードカバー版です。
見開きページ全体を使った、それぞれの乗り物の、大きな運転席写真。
計器の名称と解説も載っています。
次の見開きページには、運転の仕方を絵で説明。運転手さんの服装や持ち物も解説。
乗り物は、飛行機、新幹線、ヘリコプター、ショベルカー、路線バス、帆船、電車、はしご車
潜水調査船、スペースシャトルの10台です。
乗り物好きさんにとっては、めずらしいお宝写真ですね。
掲載の写真は、数多くの乗り物写真を手がけていらっしゃる、元浦年康さんの作品です。

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■6月16日 大人もためになる図鑑絵本、すずき出版「マークのずかん」、フレーベル館「サインとマーク」

マークのずかん
山岡小麦/イラスト 高瀬めぐみ/編集 すずき出版

サインとマーク(ピクチャーコミュニケーション)
村越愛策/監修 冬野いちこ/キャラクターイラスト フレーベル館

身の回りには、道路標識をはじめ、図記号やマーク、サインがいろいろありますね。
ひと目で危険やサービスなど情報を伝える、[ピクトグラムコミュニケーション]というそうです。
「マークのずかん」では、道路標識、おもちゃに付いているマーク、暮らしのなかのマークなど
子どもたちも目にふれることが多い身近なマークが載っています。
「サインとマーク」では、「ダメ!」のサインと「よい!」のサインなど、社会のルールに関心を持つ
きっかけにもなりそうですね。大人も面白くためになる図鑑絵本です。

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■6月12日 【洋書絵本】ぞうのババール50周年アニバーサリーブック「BABAR'S ANNIVERSARY ALBUM (FOSSETTE2)」

BABAR'S ANNIVERSARY ALBUM (FOSSETTE2) [ババール /アメリカ・英語(丸善フォセット2)]
Jean and Laurent de Brunhoff(ジャン、ローランド・ド・ブリュノフ)/作
Maurice Sendak(モーリス・センダック)/前書き(Introduction) Random House

1981年にランダムハウスより出版された「ぞうのババールアニバーサリーブック」
前書きでは、モーリス・センダックが書いた文と、ローランド・ド・ブリュノフによる特別な写真と絵で綴る
作者とババールの歴史や秘話を掲載しています。
大型絵本の中には、6話収録されています。オールカラーのオリジナルな絵が見ごたえあります。

6話のタイトルは・・・
[Jean de Brunhoff/作]3作品

The Story of Babar(ぞうのババール こどものころのおはなし)
The Travels of Babar(ババールのしんこんりょこう)
Babar the King(おうさまババール)

[Laurent de Brunhoff/作]3作品

Babar's Birthday Surprise(ババールのたんじょうパーティー)
Babar's Mystery(ババールのどろぼうをさがせ!) Babar and the Wully-Wully

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■6月8日 岩波の子どもの本「どうぶつえんのピクニック」アーノルド・ローベル/舟崎克彦・訳

どうぶつえんのピクニック 岩波の子どもの本
アーノルド・ローベル/文・絵 舟崎克彦/訳 岩波書店

動物園の飼育係マスターさんと動物たちの心あたたまる愉快なおはなしです。
動物園の動物たちが揃って風邪をひいてしまい、お医者さんから、運動が足りないと忠告されました。
そこで、病気がなおるとマスターさんは、動物たちと海へピクニックにでかけました。
動物たちは大喜びで遊びました。帰る時間になった時、近くの遊園地からの楽しそうな音楽が!
つられた動物たちたは、遊園地へまっしぐら。
マスターさんがいくら呼んでも、いろいろな乗り物で大はしゃぎ!
困ったマスターさんが考えだした、おどろきの名案は・・・
黒と黄褐色と濃淡のみの線画で描かれ絵は、おはなし同様、コミカルな雰囲気です。

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■6月3日 【人気絵本格安!】福音館書店・世界傑作絵本シリーズ「もりのなか」「三びきのやぎのがらがらどん」

もりのなか
マリー・ホール・エッツ/文・絵 まさきるりこ/訳 福音館書店

三びきのやぎのがらがらどん
北欧民話 マーシャ・ブラウン/絵 せたていじ/訳 福音館書店

ぼくと動物たちの夢の散歩を描いた、モノクロファンタジー「もりのなか」
こわい妖精トロルが出てくるノルウェーの昔話「三びきのやぎのがらがらどん」
どちらも、アメリカの絵本ですが、マリー・ホール・エッツとマーシャ・ブラウンという、世界的絵本作家さんの
傑作絵本、古典作品ですね。(アメリカでは、1944年と1957年初版)
日本では、福音館書店の世界傑作絵本シリーズとして、1963年(昭和38年)、1965年(昭和40年)に初出。
以来、たくさんの小さな読者さん(2-4歳さん)に愛されてきた絵本です。

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