絵本古本マーケットはっぴぃ

【絵本古本マーケットはっぴぃ】の★おすすめ絵本★2016年


クリスマス物語
クリスマス物語
ヤン・ピアンコフスキー/作
小畑進/訳
講談社




キリストの生誕にまつわる壮大な物語、聖書のクリスマス物語です。
欽定英訳聖書(欽定訳)からの簡潔な抜粋文で、英文と日本語訳文で書かれています。
子を守ろうとする両親の深い愛と勇気。キリスト誕生の天の声を素直に信じ、心から喜ぶもの。 疎ましく思い、恐ろしいことを企てるもの。人の有様を問いかけています。
シルエット画とゴールドをはじめとする美しく色どられた絵も、おごそかです。


ちっちゃなサンタさん
ちっちゃなサンタさん
ガブリエル・バンサン/作
もりひさし/訳
ブックローン出版
★絶版★



空から降りてきた、ちっちゃなサンタさん。
それをみつけて、大喜びの女の子。でも、サンタさんは、お菓子も おもちゃも持っていなくて、しょんぼりしています。 そこで、女の子は・・・
バンサンのやさしい水彩画が、夢のような不思議な雰囲気をつくっています。
これは、女の子の頭の中の、空想の世界? いえ、空の上では、ちっちゃなサンタさんが、幸せそうにほほえんでいます。


ペッテルとロッタのクリスマス
ベッテルとロッタのクリスマス
エルサ・ベスコフ/作・絵
ひしきあきらこ/訳
福音館書店




ベッテルとロッタが、みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさんの 三人のおばさんと、あおおじさんと過ごす、はじめてのクリスマスと その翌年のクリスマスまでの1年を描いたおはなしです。
スウェーデンのクラシックなクリスマス。 すべて手作りで、ささやかながらも、とても楽しそうなクリスマスです。 メインイベントは、サンタクロースではなく、やぎおじさんが登場。 プレゼントを持ってきます。
その夜、やぎおじさんは魔法にかけられた王子さまという物語を聞いた ふたりは、その話を信じこんで、王子さまをぜったいをみつけて あるお願いをしようと、心に決めました。
ベスコフ(ひしきあきらこ・訳)の流れるような楽しい文章と、 細部にまでこだわった絵に、みんなの息づかいが聞こえてくるような 臨場感や共感を感じます。


ピヨピヨスーパーマーケット
ピヨピヨスーパーマーケット
工藤ノリコ/作
佼成出版社
(売り切れ)



にわとりかあさんと、5羽のピヨピヨちゃんたちが、スーパーマーケットに お買い物にやってきました。
ピヨピヨちゃんの頭の中は、それぞれ大好きなお菓子のことでいっぱい! にわとりかあさんが、特売タイムセールに夢中になっているあいだに 自分たちでさっさとお買い物。
気がついたにわとりかあさんは、大慌て!
欲しいものが買えなかったので、すっかり元気をなくして、家に帰った ピヨピヨちゃんたちでしたが・・・
たくさんの美味しそうなものが並ぶ、スーパーマーケットの店内や 動物のお客さんさんたちの、お買い物の様子が描かれた絵は とっても楽しく、賑やかです。


たまごのえほん(いしかわこうじ しかけえほん)
たまごのえほん
(いしかわこうじ しかけえほん)

いしかわこうじ/作・絵
童心社
(売り切れ)


まんまるたまごや、ちっちゃなたまご・・・いろんな形や大きさのたまごが 「ぺりっ ぺりっ」や、「ぷちっ ぷちっ」・・・と、いろんな音で割れます。
中から出てきてのは? 全部で6個のたまごと、6匹の生き物たち!
たまごがわれる絵は、めくりしかけになっています。 ヒビ割れ風のめくりしかけ部分が、3方にひろがります。
1方向ずつ、めくっていくと、なにが出てくるか、わくわく!
「にゅーう」とか「ぴょこぴょこ」とか、出てくる音も、愉快です。


ころんちゃん
ころんちゃん
まつなりまりこ/作
アリス館
(売り切れ)



ころんころんと、転がり遊びが大好きな、赤ちゃんのころんちゃん。 上手にころんころんとできて、ご満悦。 でも、失敗して、頭をごん!大泣きのころんちゃん。
そこへママがやってきて、おっぱいのんだら、眠くて・・ころん!
いきいきと、かわいい表情や動きを見せてくれる、ころんちゃん。 赤ちゃんの喜びや、愛情いっぱいに包まれて幸せな様子が 素直に、そのまま描かれ、ほほえましいです。

バスなのね
バスなのね
中川ひろたか/文
100%ORANGE/絵
ブロンズ新社
(売り切れ)


いろいろな形の椅子を並べて、丸いものを握って座ったら・・ ぼくは、バスの運転手!
動物さんたちがつぎつぎと乗ったり、降りたり。 急カーブで、ぐわーん。転がったりんごを、ナイスキャッチ。
バスってたのしい!シンプルな絵で、想像する楽しさがいっぱいの はじめての、ごっこ遊び絵本です。
最後には、車がたくさん並んで走っている、おたのしみページも!


ポポくんのミックスジュース
ポポくんのミックスジュース
acototo ふくだとしお+あきこ/作
PHP研究所
(売り切れ)



ポポくんのところへ、おじいちゃんがオレンジをたくさん送って きてくれました。ポポくんは、みんなにおすそ分けすることに。
すると、お礼に、いろいろな果物を持ってきてくれました。
その夜、果物の国にあるミックスジュースの湖の夢をみた ポポくん、早速、みんなを誘って、ミックスジュースを作ることに。
材料を組み合わせて、とろーりあまいジュースや すっぱいジュース、みどりいろやまっかっかのジュースなど いろんなジュースができました。
そのジュースをぜんぶ混ぜると・・・ あまくておいしそうなおはなしや、カラフルでかわいい絵に にこにこ笑顔が、ひろがります。


ぎょうざつくったの""
ぎょうざつくったの
きむらよしお/作
福音館書店
(売り切れ)



お父さんとお母さんがでかけて、ウナちゃんは友だちとお留守番です。
遊んでいるうちに、ぎょうざが食べたくなったふたりは 手作りぎょうざを作ろうということになりました。
作り方を知っている子を探しに公園へ。
公園にいた友だちみんなで、ぎょうざ作りがはじまりました。
歌まじりに陽気にこねて、つくって、大奮闘のすえ、できたけど・・・
関西弁の会話と、大胆なパワフル絵で、笑ったり、泣いたり、 天真爛漫な、活力みなぎる、子どもたちの姿を描いています。


おやすみゴリラくん
おやすみゴリラくん
ペギー・ラスマン/作
いとうひろし/訳
徳間書店
(売り切れ)




夜の動物園。管理人のおじさんが動物たちの檻をみまわって 「ゆっくりおやすみ」と声をかけます。
ところが、いたずらもののゴリラくんが、おじさんのカギを こっそりとって、おじさんの後から、動物たちの檻を開けて まわります。さあ、たいへん!
ほのぼのとした絵、豊かな色彩、愉快な結末・・・ 文はほとんどなく、絵で楽しむストーリーです。


しりたがりのこひつじ
しりたがりのこひつじ
エリック・カール/絵
サンドガード/文
くどうなおこ/訳
偕成社




牧場で遊んでいたこひつじが、ちょうょに出会います。
お母さんもいない、おうちもない、自由きままに、ひらひらとぶ ちょうちょのことを不思議に思うこひつじは、ちょうちょを 追いかけ、あれこれ質問します。
ちょうちょの答えは、ちょっと哲学的。牧場しか知らないこひつじには 興味のあることばかり。
このちょうちょは、渡り蝶だったのです。ちょうちょが、こひつじと別れ 空高く消えていくシーンが、とてもきれいです。
こひつじとちょうちょ、それぞれ違う生き方をする二匹の出会いを あたたかく描かれています。


小さなきかんしゃ(グレアム・グリーンの乗り物絵本)
小さなきかんしゃ
(グレアム・グリーンの乗り物絵本)

グレアム・グリーン/文
エドワード・アーディゾーニ/絵
阿川弘之/訳
文化出版局
(売り切れ)


ちびきかんしゃは、村の機関庫で生まれ、となり町まで 決まった時間に行ったり来たりする毎日を送っていました。
たいくつで、一度でいいから、広い世界を見てみたいと 考えるようになりました。ある日のこと、またとないチャンスが やってきて、意気揚々と冒険の旅にでかけました。
はじめは楽しかったのですが、やがて見たこともない世界に だんだんと心細くなり、ふるさとが恋しくなりました。
おまけに、石炭が残り少なくなり、蒸気は涙になってきました。
イギリスの世界的にも名高い小説家、グレアム・グリーンの 子供向け作品、乗り物シリーズです。
アーディゾーニが、古き時代のイギリスの田舎の風景や、街並みを 丁寧に表現しています。機関車や急行列車、線路や駅の、昔の風景なども描かれていて 鉄道ファンの方々にもおすすめです。


まほうのどんぐり
まほうのどんぐり
ジョイス・ダンバー/文
セリナ・ヤング/絵
まつかわまゆみ/訳
評論社




まほうのどんぐりを飲んだ、コブタちゃん。どんぐりのおかげで どんな願いでもかなうのです。
町に行きたいな。ケーキを食べたいな。赤ちゃんの家へ行って 一緒に遊んで、お風呂に入って・・・願いはつぎつぎかない コブタちゃんは好き勝手にしますが、まわりの人は、ちっとも 驚きません。とうとう、ベッドの上で跳んだりはねたり大はしゃぎ!
想像力ふくらむ、おかしなおかしな、おはなしですが、 ほんわかとした、セリナ・ヤングの絵で、味のある、絵本ならではの 作品に仕上がっています。


ぼくんちはボクンチ
ぼくんちはボクンチ
山崎克己/作
偕成社
【新品バーゲンブック】
(売り切れ)




おつかいに行ったお母さん。ぼくはお留守番しておやつを食べていると、突然の雨!
お母さんにかさをとどけなくちゃと、ぼくは雨の中。
雨はざーざー。風はぴゅーぴゅー。かさもこわれちゃった。
そんなぼくを、助けにきてく、現れたのは・・・ぼくの家、ボクンチ。
面白い形の家と思っていたら、ボクンチは、じつは、巨大なかたつむりだった!
嵐の中のシーンは、ハラハラドキドキ、やがて、ほっこりなごむ展開に。
かたつむりの殻の家は、楽しく描かれて、空想ふくらむおはなしです。


パッチワークだいすきねこ
パッチワークだいすきねこ
ニコラ・ベイリー/絵
ウィリアム・メイン/文
今江祥智&遠藤育枝/訳
ブックローン出版社
★絶版★



パッチワークの小ぶとんが大のお気に入りの、猫のシマシマちゃん。
ある日、その小ぶとんが見当たらない。「あんまりよごれていたから、すてちゃたのよ」とお母さん。
シマシマちゃんは、怒って、「もうこの人たちには出て行ってもらわなくちゃあ」
飼われているなんて、ちっとも思っていない、女王さまのような猫気質。
ニコライ・ベイリーの精密画のような猫は、とってもキュートで、気品にあふれ、
猫目線で、書かれたおはなしは、今江祥智と遠藤育枝両氏の訳で、ユーモアたっぷり!
作者さんたちの、愛あふれんばかりの猫絵本。猫好き読者さんを魅了する、満足の一冊です。


おいし~い
おいし~い
いしづちひろ/作
くわざわゆうこ/絵
くもん出版
(売り切れ)




赤ちゃんが大好きな、おいしーい食べ物と、食べたあとの おいしーい笑顔が、繰り返し登場します。 ころころ、ほくほくといった、擬態語や、むしゃむしゃ、ごっくん といった擬音語で、食べ物の食感が、リズミカルに表現されています。
親子で楽しめるかわいい絵には、食べる喜びがいっぱいです。


がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん
がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん
安西水丸/作
福音館書店
(売り切れ)





人気の赤ちゃん絵本「がたんごとん がたんごとん」の続編として 20年以上たって出版された新作です。
「ざぶんざぶん」と波がうちよせる海辺を汽車が走ります。
「のせてくださーい」と乗り込むお客さんは、夏や海に ぴったりの、アイスやビーチボール、麦わら帽子など。
前作同様、のんびり、リズミカルな文と、シンプルな形と、 調和のとれた色合いの絵が、赤ちゃんにやさしく語りかけます。


ちからたろう(名作えほんライブラリー)
ちからたろう
(名作えほんライブラリー)

日本昔話より
西本鶏介/文
飯野和好/絵
フレーベル館
(売り切れ)


お風呂ぎらいのじいさまとばあさまが、あかで作った男の子の 人形が、大きく力持ちに成長し、旅に出るというおはなし。
途中、家来になるのは、力自慢の、みどうこたろうと、いしこたろう。
退治するのは、屋敷の屋根ほどもある、巨大な化け物・・・と ユニークで豪快な昔話です。おそろしい化け物の形相など、迫力と痛快な絵も見どころです。


かさもっておむかえ こどものとも傑作集
かさもっておむかえ
こどものとも傑作集

征矢清(そやきよし)/作
長新太/絵
福音館書店
(売り切れ)


初版は、こどものとも1969年10月号(163号)です。 本書は、1978年第3刷の傑作集(ハードカバー版)です。
雨が降り始め、傘をもってお父さんを迎えに駅に行ったかおる。 お父さんとなかなか会えずにいると、おれんじいろのとらねこが やってきて、かおるを不思議な列車へと案内し、お父さんの もとへと連れて行ってくれます。
夕暮れ時の雨降り、誰もいなくなったがらんとした駅、不安と 心細さ、どきどき感・・・非日常の体験を、奇抜な構図と色づかいが 一層もりたてます。


うしろにいるのだあれ
うしろにいるのだあれ
ふくだとしお/作
新風舎
(売り切れ)




現在は、accototo(ふくだとしお+あきこ)の作者名で、幻冬舎より出版。 本品は、新風舎版の初版第52刷、2005年出版本です。続編も刊行されている人気絵本です!
いぬくんのうしろに顔をのぞかせているのは、だあれ?ページをめくると・・あっ、かめくん! かめくんのうしろに見える足は、だあれ?・・と、つぎつぎに動物たちが登場します。
あたたかみのある雰囲気の絵と、問いかけの繰り返しが、リズミカル。
最後には、みんなが一緒にいたという安心感も加わって、赤ちゃんも楽しめる内容です。
前や後、上や下、最後は動物の大きさ比べや、順番など、年齢を追うごとに、楽しめる内容も 変わってくるので、いろいろな年齢のお子さんにおススメです!



おかあさんだいすきだよ
おかあさんだいすきだよ
みやにしたつや/作・絵
金の星社
(売り切れ)




「いつも怒ってばかりでごめんね。大好きっていってくれてありがとう。」寝顔をみて、謝ってばかりの 子育て奮闘中のママへ贈る、心あたたまるメッセージ絵本。
いつも怒られてばかりのぼくは、お母さんにしてほしいこと、言いたいことたくさん。
もっとおかあさんのこと、大好きになりたいから。ぼくの心の声が、ちょっとせつなく、愛おしいです。
「ずっーとだいすきだよ。うまれてきてくれてありがとう。」最後は、お母さんから、大切なお子さんへ 一番のメッセージです。
平成26年・第24回けんぶち絵本の里大賞 びばからす賞受賞作品。


ぱぺっとぶっく(主婦の友はじめてブックシリーズ・BABY TOUCHシリーズ)
ぱぺっとぶっく
(主婦の友はじめてブックシリーズ・
BABY TOUCHシリーズ)

フィオナ・ランド/絵
主婦の友社
(売り切れ)


赤ちゃんの脳を育てる知育絵本[BABY TOUCHシリーズ] お母さん、お父さんと一緒に楽しみながら、赤ちゃんの 視覚、聴覚 認識力、想像力、コミニューケーション力などを、育てる絵本です。
かわいいてんとう虫の指人形つきで、動かしながらおはなしを読めるしかけ絵本です。
お子さんが目をひくカラフルな絵で、ものの名前や、5までの数と数字にも親しめます。


けんた・うさぎ 子どもとお母さんのおはなし
けんた・うさぎ
子どもとお母さんのおはなし

中川李枝子/作
山脇百合子/絵
のら書店
(売り切れ)


短編のおはなしが6話載っています。
いたずらや、やんちゃが大好きなお年頃の、けんた・うさぎ。
お母さん、お父さんを困らせるようなことを言ったりしたりしますが お母さん、お父さんの機転のきいた対応がお見事!
そのやりとりが楽しい、家族のやさしさにつつまれたおはなしです。
童話ですが、「ぐりとぐら」でお馴染みの愛らしい挿絵もいっぱいです。


おばあちゃんのたんじょうび
おばあちゃんのたんじょうび
フランツ・ブランデンバーグ/文
アリキ・ブランデンバーグ/絵
かつおきんや/訳
アリス館
(売り切れ)


大好きなおばあちゃんの誕生日にあげる手作りのプレゼントについてのおはなしです。
「おばあちゃんの○○なところが好き」と、姉のエリザベス。 「それなら、○○をつくってあげるんだね」と、弟のエドワード。 ○○に入る描写が、繰り返しがつづき、何をあげるかは、最後までひみつです。
登場人物はねこですが、服や家具や生活道具など、細かなところにまで こだわりがあり、アメリカの暮らしぶりもうかがえます。
夫妻の合作ですが、科学系や社会科系の絵本も手掛ける、アリキが絵を描いています。


ゆうれいとすいか
ゆうれいとすいか
くろだかおる/作
せなけいこ/絵
ひかりのくに
(売り切れ)



井戸にすいかを冷やしていると、夜中にゆうれいが出てきて 食べてしまいました。怒った主は、ゆうれいに自分のいうことを なんでもきくように命令します。
ゆうれいは、こともなげに主のゆうとおり。 「でもやっぱりすいかが欲しい」という主のことばに ゆうれいが持ってきたすいかは・・・
ひんやり涼しくなるおはなしです。


まめうしのあついなつ
まめうしのあついなつ
あきやまただし/作・絵
PHP研究所





とても暑い日、まめうしは暑さでとうとう道に倒れてしまいました。 そこにやってきたのは、"かぶたむし" 困った人を助ける正義のヒーローです。 水をかけられ、助かったまめうしくん。
すると、泣いているありがいます。 助けようとした"かぶたむし"ですが、ひとりでは無理と思っていると そこに現れたのは、"くわがたうし"!ふたりは、力をあわせることにしました。
でも、このふたり。どこかで見たことがあるような…?
まめうしくんの、気持ちもあつーい、夏の一日です。


みんなでうみへいきました
みんなでうみへいきました
山下明生/作
梶山俊夫/絵
ポプラ社
★絶版★



6匹の元気ないたちのこどもがいました。
今日もいたちダンスでおおさわぎ!あんまりさわいでどろんこに なってしまいました。
すると、こんどは海に行ってどろんこ海賊になるんだ!と 山こえ、谷こえ、川こえて・・・
途中、こぶた、こやぎ、こざる、うさぎ、しまうま、きりん、 ぞうまでも、みんなどろんこになって、海までまっしぐら。
あっほい、あっほい、あっほいほいと長い行列です。
山下明生、梶山俊夫の両氏が奏でる愉快なハーモニーを味わえます。


わたしのネコが小さかったころ
わたしのネコが小さかったころ
ジル・バシュレ/文・絵
いせひでこ/訳
平凡社





フランスで人気のジル・バシュレの、しゃれっ気にとんだユーモア絵本。
読者にはどうみても、ゾウにしか見えない、「世界一へんてこなネコ」 このネコの行動が、予想もできないくらい、奇妙奇天烈。
そんな「世界一ばかなわたしのネコ」が、どうやって大きくなっていったかを 物語る、続編です。
バシュレ独特のユーモアは、読者にこびない大胆不敵さ。 でも、「わたしのネコ」への愛情が、ひしひしと伝わってきます。 そこに描かれているのは、唯一無二の、愛すべきかわいいものです。


めっちゃくちゃのおおさわぎ(コルネイ・チュコフスキーの絵本)
めっちゃくちゃのおおさわぎ
(コルネイ・チュコフスキーの絵本)

コルネイ I.チュコフスキー/作
フランチェスカ・ヤールブソヴァ/絵
田中潔/訳
偕成社
(売り切れ)


子猫たちが「ニャーニャー鳴くのはあきちゃった!子豚みたいに鳴きたいよ!」と 叫んだのを皮切りに、動物たちみんなが、やりたい放題をはじめます。 魚が散歩し、カエルが空を飛び、ねずみが猫をつかまえて、みんな楽しくってしょうがない。
とうとう、悪戯ぎつねの兄弟が、海に火をつけてしまいます。さあ大変!
規制の枠にとらわれない、のびのびとした、おおらかなおはなしが、軽快な文章で 綴られています。
絵は、人気のロシアアニメ、「きりのなかのはりねずみ」を手がけたヤールブソヴァ。 美しい色つがかで、いろいろな動物が描かれています。 動物たちの非常識で愉快な動作や表情が、笑いを誘います。


あまつぶぽとりすぷらっしゅ
あまつぶぽとりすぷらっしゅ
アルビン・トゥレッセルト/作
レナード・ワイスガード/絵
わたなべしげお/訳
童話館出版
(売り切れ)



「ぽとりぽっとんすぷらっしゅ」と、雨つぶが、つぎからつぎへと降り続く。
やがて、雨つぶは集まって、水たまりになり、池になり、湖に。
それでも雨は降り続き、牧場や道路も水びたし、あふれた水は川に落ち、滝になる。
大きな川のそばには工場が。タンカーも浮かんでる。さかなつりやボートレース。
こどもたちは川にとびこむ。お日さまが顔を出すころ、川はながれて海のなか。
雨をたどり、海にいたるまでの様子を、写実的に語った作品ですが、 自然がもたらす驚異や喜び、恩恵など、その大きな流れは、とても詩情豊かです。

あかちゃんのおと(はじめての絵本たいむ)
あかちゃんのおと(はじめての絵本たいむ)
宮西達也/作
金の星社
(売り切れ)



あかちゃんの動きにまつわる、愉快な音がいっぱい!
子どもに人気の、宮西達也さんのシンプルでユーモラスな絵。 どのページも、にこにこ笑った元気なあかちゃんが描かれています。 背景色や配色がやさしい色づかいです。
[シンプル][ふれあい][共感]をテーマに、パパもママも、赤ちゃんも 一緒に楽しめる絵本です。


おじいさんのいえ
おじいさんのいえ
植垣歩子/作
偕成社
(売り切れ)



おじいさんは、犬のピーピラピューと一緒に旅をしています。帰る家はありません。
毎晩寝床を探すのですが、人気のない小屋も こわれかけた舟も、きつねや、ねずみたちにとっての家だったのです。
おじいさんは、だんだんと、家という大切な場所、自分が帰らなければいけない 場所に気づいていきます。


どうして?
どうして?
サラ・ヴェルロークン/作
野坂悦子/訳
光村教育図書
(売り切れ)


アヒルは赤いぬいぐるみを連れて歩いています。 でも、ちっとも楽しくありません。あたりはまっくら。 空には灰色の雲。アヒルは悲しくなりました。
カエルが「前をみて」と、励ましました。アヒルは、気をとりなおして 歩きはじめました。お日さまを探しに。希望をもって。
ベルギーでベストデザインの本に贈られる「プランタン・モレトゥス賞」 2008年度受賞作。ダイナミックな構図、斬新な感覚の版画絵です。
モノトーンから変化していく色づかいの美しさ、かわいさも ミックスされた絵は、現代アートを見ているようです。


たろうとはなこ(こどものとも特製版)
たろうとはなこ(こどものとも特製版)
大道あや/作
福音館書店
(売り切れ)




くみこの家に突然やってきた見知らぬ犬と猫。犬は、たろう、猫は、はなこの名前をもらい、一緒に暮らすことになりました。
仲良しの絆が深まってきたある日のこと、くみこの家は、引っ越しをすることになり、 たろうとはなこも、新しい家に行くことになりました。
新しい場所での生活がはじまったのですが、猫のはなこは、どうしても、その場所に慣れることができません。 くみことたろうは、とても心配します。ひとりと2匹の、友情感動ものがたりです。


がちょうのたまごのぼうけん(こどものとも特製版)
がちょうのたまごのぼうけん
(こどものとも特製版)

エバ・ザレンビーナ/作
内田莉莎子/訳
太田大八/画 福音館書店
(売り切れ)


がちょうのたまごが旅に出るおはなしです。 旅の途中で出会ったのは、ざりがに、おんどり、あひる、ねこ、いぬ、 みんなで一緒に旅をつづけます。仲間が増えていくたびに 名前や擬音語がどんどん増える、繰り返しの文がつづきます。
行きついた先は、森の中の一軒家。夜になったので、そこへ泊まることに。 すると、やって来たのは、5人のどろぼう。 5匹の仲間たちは、自分たちの持てる力で、どろぼうに立ち向かいます。
がちょうの卵は、その騒ぎで、転げ落ち・・・納得のハッピーエンドです。


どうぶつしんぶん(日本傑作絵本)
どうぶつしんぶん(日本傑作絵本)
岸田衿子、松竹いね子、谷川俊太郎/文
堀内誠一/絵
福音館書店




表紙をめくると、大きな封筒が付いていて、その中に「どうぶつしんぶん」 「はるのごう」「なつのごう」「あきのごう」「ふゆのごう」の4枚の B3サイズの新聞が、折りたたんで入っている、ユニークな絵本です。
遊び心いっぱいの面白い新聞ですが、「はるのごう」では、 牛の体の中の図解や、楽しい詩、新聞連載小説、実際に作れそうな簡単な お料理教室など、人も意外とためになる、中身の濃い内容です!

「もりのおくりもの」3冊セット函入り
「もりのおくりもの」3冊セット函入り
垂石眞子/作
福音館書店
(売り切れ)





「もりのふゆじたく」「きのみのケーキ」「あたたかいおくりもの」の3冊セットです。
秋から冬へ、最後はクリスマスのおはなしです。
やさしいたぬきさんと、森の動物たちや木たちとの、ふれあいが描かれ じんわりと心をあたためてくれるおはなしです。
1冊ずつで楽しめますが、だんだんと冬に向かう様子が連作のようになっていて、 3冊続けて読むと、さらに楽しめます。


「じぶんでひらく絵本」4冊セット函入り
「じぶんでひらく絵本」4冊セット函入り
H・A・レイ/作
石竹光江/訳
文化出版局
(売り切れ)




「おかあさんとこども」「さあたべよう」「だれのうちかな」 「サーカスをみよう」の4冊セットです。
絵の部分各ページが、めくって楽しむ、しかけ絵本になっています。
見開きページの左ページは、子どもに問いかけるようなストーリー。
右ページは絵で、その端に折返しがあり、開くと、問いかけに答えるかたちで、絵が隠れています。
その絵は、小さなお子さんが、驚いたり、笑ったりできるような楽しさいっぱいです。
4冊とも違うテーマのストーリーなので、楽しさ倍増です!


「あなたへ」6冊セット函入り
「あなたへ」6冊セット函入り
レイフ・クリスチャンソン/文
にもんじまさあき/訳
ほりかわりまこ/絵(1,2,3巻)
ディック・ステンベリ/絵(4,5,6巻)
岩崎書店
(売り切れ)


「ともだち」「ひとりぼっち」「うれしい」「あなたがすき」 「しあわせ」「わたしのせいじゃない」の6冊セットです。
スウェーデンのロングセラー絵本。
心をテーマに、愛や夢、勇気など、日々のちいさな感動に気づかせてくれたり、 ふくらませてくれたりします。
散文詩のような文に、不思議な雰囲気漂う絵が、各本、趣向をこらして 添えられています。
嬉しい時、寂しい時、疲れた時・・・どの一冊が心をなごませてくれるでしょうか。
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