絵本古本マーケットはっぴぃ

【絵本古本マーケットはっぴぃ】の★おすすめ絵本★2015年


冬のケープ
冬のケープ
寺下雅子/作
北見葉胡/絵
新風舎
★絶版★




麻衣子はいつもの路地裏で布地屋さんをみつけました。
そこにはおばあさんがいて、麻衣子に真っ白い、まるで雪の精のような 布をすすめました。麻衣子は、なにかに導かれるようにその布で 純白のワンピースを作りました。
そのワンピースを着て、鏡の前に立つと、二度ともどれない 「冬の入り口」という場所へ、いざなわれました。
2015年、ボローニャ国際絵本原画展に入選された北見葉胡さん の絵が美しい、短編ファンタジー絵本。

しあわせなふくろう
しあわせなふくろう
オランダ民話 ホイテーマ/文
チェレスチーノ・ピャッチ/絵
福音館書店
★絶版★




1977年絵本ライブラリー版。(初版は1966年)
農家に住む鳥たちは食べたり飲んだり、けんかしたり、年がら年中 同じことでした。
ある日、鳥たちは、しずかに仲良く暮らしているふくろう夫婦が 幸せそうに見え、どうしてなのか知りたくなりました。
ふくろうたちは、自然と共に暮らす幸せを語りました。 が、鳥たちには、ちっともその良さがわからず、一蹴します。
そんなことはおかまいなしに、楽しいおもいにふけるふくろうたち。
どちらが幸せか、価値観の違いを描いた寓話的民話です

おしいれおばけ
おしいれおばけ
マーサ・メイヤー/作
いまえよしとも/訳
偕成社
★絶版★
(売り切れ)



暗闇を怖がる子どもたちの不安な心を奮い立たせ、癒してくれる ユーモラスな絵本。
おしいれにいるに違いない、おばけを怖がっていたぼくだけど、 ある夜、あいつをやっつけると心に決めた。
ところが、出てきたあいつときたら・・・
怖いけど、魅力あるマーサ・メイヤーの絵に、子どもも大人も 釘付けになります!

わたしのかわいいめんどり
わたしのかわいいめんどり
アリス・プロンベンセン
マーチン・プロンベンセン/作
きしだえりこ/訳
ほるぷ出版
(売り切れ)



パーカーさん家には、めんどりと犬と猫とあひるがいました。 めんどりが、卵をうみ、ひよこがかえりました。
娘のエミリーは、そのひよこにネディという名前をつけて かわいがりました。ところが、ひよこのために、めんどりも 他の動物たちも、ふりまわされます。
やさしいみんなに見守られ、すくすく育ったひよこは!
絵はすべて額縁に飾られたアルバムのように描かれています。
やさしい日常を切り取ったようで、心なごみます。

ころころまるりん
ころころまるりん
新井洋行/作
学研教育出版
(売り切れ)





まるりんが、楽しくころころ転がっていくと、動物たちがやってきて 「ころころ いーれーて!」と、一緒にまるくなって 転がっていきます。
「ぴょんぴょんころりん」「ぶうぶうころりん」など、鳴き声ころりんや 「ころころころりん」と、リズミカルなフレーズが続きます。 途中、らいおんや、きりんが出てきて、ハプニングも! 最後の組み木風動物たちが、びっくり愉快です。

ぼくときみとみんなのマーチ
ぼくときみとみんなのマーチ
荒井良二/作
学研教育出版






「ズンチャ ズンチャ」とマーチの音色が聞こえてくる元気いっぱいの絵本。
太陽観覧車に乗った楽隊たちが、はじまりと出発のマーチを賑やかに演奏します。
みんなは、その音楽で行進するかのように、お出かけしたり、仕事したり、スポーツしたり、遊んだり・・・
ひとつの絵の中に、いろいろな人やものが、ところせましと描かれて、どこをみても、賑やかで楽しそう!
エネルギー全開の太陽マーチが、きれいな夕焼けまで続きます。

ムーフと99ひきのあかちゃん
ムーフと99ひきのあかちゃん
のぶみ/作
学研教育出版





元世界一の料理人ぶたまんじゅうは、世界一おいしいといわれている 食べ物ムーフをみつけたいと思っていました。
なんと、ぶたまんじゅうの家のすぐ下に、ムーフと奥さんのムーフィーが住んでいたのです。 99個のたまごが生まれた一家は、家を広くしようと、穴掘りをはじめたところ、たいへんなことに!
落っこちてきたぶたまんじゅうに、みつかったムーフとムーフィーは、あわや餌食に!
ちょっと奇妙、でもかわいい絵と、はらはらどきどきするおはなし。
裏見返しと裏表紙に、すこし成長したムーフの赤ちゃんたちが、 99ひき全員の絵と名前入りで大集合。最後まで見逃せません。

日本と世界をくらべるえほん
日本と世界をくらべるえほん
ふゆのいちこ/絵
学研教育出版
★絶版★
(売り切れ)



「住んでいる人がおおい国」「自動車をたくさん作っている国」 「たくさん食べる国」など、世界を6つの地域にわけ、その地域の 一番の国と日本を比べる、たのしい絵本図鑑です。
世界の国や身近な暮らしに興味が持てるだけでなく、大きさや高さ 長さ、数の多少、比較などの、かずにもふれることができます。
たのしく学べるよう、絵が中心。幼児雑誌などでお馴染みの 冬野いちこさんのカラフルなイラストです。

あかちゃんがやってくる
あかちゃんがやってくる
ジョン・バーニンガム/作
ヘレン・オクセンバリー/絵
谷川俊太郎/訳
イースト・プレス(こどもプレス)
(売り切れ)


もうすぐ赤ちゃんがやってくる。そうママが言った。
なんて名前になるのかな。大きくなったら何になるのかな。
赤ちゃんがくるのを、たのしみ半分、不安半分で待つ男の子の気持ちが、詩的につづられます。
赤ちゃんがお医者さんになったら、船乗りになったら、など、男の子が想像をふくらませるページが、とても面白いです。
赤ちゃんに会えるまでの日々が、移りゆく季節や日常とともに描かれ 感慨深い味わいがあります。そして、季節は秋になり・・・
バーニンガムとオクセンバリー夫妻、はじめての共作絵本。

さるのオズワルド
さるのオズワルド
エゴン・マチーセン/作
松岡享子/訳
こぐま社
(売り切れ)




「あおい目のこねこ」(福音館書店)が人気の、デンマークの絵本作家、エゴン・マチーセンが1947年に制作した絵本です。
邦訳版は、1998年に初版出版。以後、こちらの絵本もロングセラーです。
ちっちゃなさるのオズワルドは、大きくて甘いりんごを食べたいと夢にみていました。
さるの仲間の中に、とてもいばりんぼうのさるがいて、オズワルドや他のさるたちに命令ばかり・・・
ある日、オズワルドのひとことで、いばりんぼうと、他のさるたちの関係が一変!
ご褒美に、オズワルドは、夢にまでみた、大きなりんごをもらいます。
文のはじめがとてもユニーク。正しい言葉によく似た、もじり言葉をつかった文の後で 「おっと、まちがい」というフレーズが、毎回くりかえされ、可笑しいと同時に、耳に残り しらずしらずのうちに、おはなしに集中します。 最後には、大切なことを教えてくれているような、じんわりと心に残るおはなしです。 明るい色彩の、のびのびとした絵も、とてもユーモラス!


とうだいのひまわり
とうだいのひまわり
にいざかかずお/作・絵
福音館書店
(ハードカバー初版
1977年絵本ライブラリー版)





海から風が吹いてくるようなさわやかな作品です。 大きな灯台のそばで、まっすぐ、ぐんぐん伸びるひまわりの花。 白い灯台と黄色いひまわりと青い空、まるで絵に描いたような風景です。
ひまわりの花の種は、風船にくくりつけられてとんできました。 それを拾ったのは、灯台で両親と暮らすひろみちゃん。
嵐の日も、ひたむきに、ひまわりを育てます。 大きく育ったひまわりから、また種ができました。 春になり、灯台のてっぺんから、今度はひろみちゃんが種をとばしました。
大人たちに見守られ、ひまわりのように、まっすぐ育っていくひろみちゃんも 大きくなって、いつかは、風にのって大空へとんでいくんだと思います。 そんな思いのこもった物語のような気がします。



森の謝肉祭
森の謝肉祭
舟崎克彦/文
野村直子/絵
バロル舎
(2010年初版)




文は、人気、評価ともに高い舟崎克彦さん。
森に引っ越してきたマリィちゃん。森の動物たちが訪ねてくるのですが みんななにか変。動物たちが訪ねてきたほんとうの目的が最後に 明かされるのですが、ブラックユーモア的なふくみを持った文が 繰り返され、奇妙な動物たちに、ちょっとどきどきします。
宇野亜喜良さんの舞台美術助手、オブジェや人形制作もされている イラストレーター野村直子さんの絵が、妖しげな可愛さ。
どのページも服装や小物まで凝っていて、ひとつひとつの作品を 鑑賞しているような、たのしさです。


バイオリンのおとは山のおと
バイオリンのおとは山のおと
今西祐行/作
中谷千代子/絵
偕成社
(1977年版・絵本ブッククラブ)
折込付録「絵本ブッククラブだより」】付き




後に日本のバイオリン製作の第一人者と言われるようになる小沢僖久二氏が まだ世に知られていない頃に出会ったことから、この作品が生まれたそうです。
音楽を紡ぎだす楽器をこつこつと作る姿や、その素朴な音色に 大むかし、人は自然の中の音を集めて音楽というものを創りだしたと感じ 作品のテーマになっています。
バイオリンつくりのおじさんは、やってきた子どもたちに、バイオリンが 鳴るのは山の音がつめてあるからだよと言って、山の音について話をします。 バイオリンの音色のように、繊細でやさしいはなしです。
四季にうつろう山の様子を描いた中谷千代子さんの絵も、時にやさしく 時に荒々しく、しずかだったり、大きな音だったり、まるで美しい音楽を 奏でているかのようです。
【A5サイズ全4頁の折込付録「絵本ブッククラブだより」】が付いています。


ぼくはイスです
ぼくはイスです
長新太/作
童心社
(1986年版)
(売り切れ)




いつも腰かけられてばかりいるイスが、自分も腰かけてみたいと旅に出るおはなしです。
イスの動きや表情がとてもユーモラスで笑えます。
それに腰かけるところが川とか山とか、それだけでも想像を超えて いるのに、もっとびっくりするような展開になり、溶岩人間まで 出てきて、どんどん、長新太さんの世界にひきずりこまれていきます。
みどころは、4箇所出てくる、8コマ漫画のページ。
疲れて家へ帰ったイスが最後に腰かけたところは…ラストまで面白さ満載です。

影の縫製機
影の縫製機
ヒャエル・エンデ/作
ビネッテ・シュレーダー/絵
酒寄進一/訳
長崎出版
【函入り・帯付き・新品バーゲンブック】



エンデの言葉巧みな、短編ファンタジーともいえる詩集です。
エンデの最高傑作ファンタジーと称される「はてしない物語」制作直後の 絶頂期に書かれた詩集だそうです。
ビネッテ・シュレーダーとのコラボ作品で、見事な絵本になっています。
感性豊かなシュレーダーが、黒一色で不思議いっぱいのシュールな世界を描いています。
非日常的なモノクロの絵本の世界を見たあとは、現実の世界もうつろいで見えます。


リスの目 フィンランドからスウェーデンへ。北欧にもあった学童疎開
リスの目 フィンランドからスウェーデンへ。
北欧にもあった学童疎開

ベロニカ・レオ/作
木村由利子/訳
奥田継夫/解説
ほるぷ出版
【絶版】
(売り切れ)


1944年、第二次世界対戦の最中、激しい空襲に襲われたフィンランドの 子どもたちは、スウェーデンに疎開することになりました。
著者が8歳の時に実際に体験したことをもとに、ひとりの少女が目にした戦争と 家族と離れ、疎開先へと連れていかれ、生活することになった体験を 少女の言葉で描いています。
慣れないところで生活する葛藤、日々の暮らしの中で家族のことや戦争のことを 忘れてしまいそうになる焦燥感、少女の心のきずにふれています。
巻末には、著者と奥田継夫氏の解説が載っていて、学童疎開は日本だけではなく 他の国でもあったこと、そのことにより、子どもたちが将来にわたり さまざまな苦難を強いられたことが書かれています。


大砲のなかのアヒル
大砲のなかのアヒル
ジョイ・コウレイ/文
ロビン・ベルトン/絵
平和博物館を創る会/編
平和のアトリエ





兵隊が町にやってきました。大砲の準備をし、町を攻撃しようとしました。
ところが、砲弾が撃てません。
大砲の中に、アヒルが巣をつくり、卵をうんでいたからです。
困った将軍は、その町の市長に大砲を貸すようにと、交渉しました。 市長は卵がかえるまで、休戦することを申し出ました。
戦争がお休みになった兵隊たちは、その町の家のペンキ塗りをすることになり 将軍は市長の娘さんと親しくなって・・・卵がかえった頃には、すっかり 戦争をする気がなくなっていました。
そして、将軍と娘さんとの幸せな結婚式が執り行なわれ、その会場には お母さんアヒルと8羽のよちよちアヒルも入場行進しました。


彼の手は語りつぐ
彼の手は語りつぐ
パトリシア・ポラッコ/作
千葉茂樹/訳
あすなろ書房






アメリカの南北戦争、主人公のシェルダンは、15歳で北軍の兵士として 出兵していました。軽い気持ちで兵士となったシェルダンは部隊を 逃げ出し、銃で撃たれ、草原に置き去りにされました。
それを助けたのは、同じ北軍として闘って、部隊をはぐれてしまった 奴隷の子ピンクスでした。ピンクスは、シェルダンを連れ、自分の家に 助けを求めました。母親のモー・モー・ベイはふたりをかくまい シェルダンは一命をとりとめました。
シェルダンとピンクスが過ごした束の間のひととき。やがて、敵軍が やってきて・・・
リンカーンと握手したというシェルダンの手を固く握ったピンクス、 「自分の主人は自分以外にいない」と言って、強い意志のもと 奴隷解放のため、闘おうとしていたピンクスは、捕虜収容所で処刑されました。
これは、シェルダンの玄孫であるポラッコ自身の家に代々語り継がれてきた 戦争の悲惨さと、友情の物語です。


いのり(立原えりか詩のアルバム6 原爆2)
いのり
(立原えりか詩のアルバム6 原爆2)

立原えりか/編
島田勝吾/絵
大平出版
【絶版】



現実に原爆を体験した人たちの証言が、詩というかたちでならべられています。
「水ヲ下サイ」「皮膚のない裸群」「いのり」「私は広島を証言する」 「核実験のあとで」「右手のしるし」など、15編の詩にこめられた ヒロシマ、ナガサキの叫びです。ここに収められているのは、ほんの一部の詩 ですが、その背後に、たくさんの方々の悲痛な叫び、声をあげることもできない 亡くなった方々の叫びが聞こえてきます。


おとなになれなかった弟たちに…‥
おとなになれなかった弟たちに…‥
米倉斉加年/作
偕成社






太平洋戦争の最中、ぼくが小学4年生の時に、生まれた弟、ヒロユキ。
防空壕の中でも、いつも泣かないでおとなしく寝ているような弟でした。
皆食べるものもなく、母のおチチはでなくなりました。
配給で出たミルクだけが、ヒロユキのたいせつな食べものでした。
でも、ぼくは弟の大切なミルクを、何回も飲んでしまいました。
空襲がひどくなり、疎開した村でヒロユキは病気になりました。
そして、10日ほどでヒロユキは泣きもせず、天国へいってしまいました。 栄養失調です。その後ほどなく戦争は終わりました。
ひもじかったことと、弟の死を一生忘れないと誓う少年(著者)の 戦争のおはなしです。


サニー カンボジアへ 続・地雷ではなく花をください
サニー カンボジアへ
続・地雷ではなく花をください

葉祥明/絵 柳瀬房子/文
相馬雪香/英訳 明石康/寄稿
吹浦忠正/監修 自由国民




サニーちゃんは、地雷のことをもっと知りたくて、気球に乗り、カンボジアへ向かいました。
戦いが終わり平和になっても、地雷の被害に苦しんでいる国です。
サニーちゃんは完全防備で、地雷撤去の現場を見にいったり、 地雷で傷ついた人をお見舞いに行きました。
そして、みんなの話を聞きました。
足がなくなり、家族に見捨てられた人もいました。
サニーちゃんは祈ります。足をなくしても、手をなくしても 心を失うことがないように。希望をすてることがないように。

「サニーのおねがい 地雷ではなく花をください」も再入荷です。


歯いしゃのチュー先生
歯いしゃのチュー先生
ウィリアム・スタイグ/文・絵
うつみまお/訳
評論社
(売り切れ)



歯いしゃのチュー先生は、腕利きの歯医者さんで、チュー先生にかかれば ドリルもちっとも痛くありません。
大きな患者用の特別な設備も整って、先生は口の中で治療します。 でも、先生はネズミですから、危険な動物はお断りです。
そんなある日、歯が痛くて泣いているキツネが、チュー先生のところへ やってきました。困ったチュー先生ですが、キツネがあまりにかわいそうで 治療してあげることに。
ところが、痛みがとれてきたキツネは、口の中においしそうな ネズミがいることに気がついてきました。


空気がなくなる日(おはなし名作絵本24)
空気がなくなる日
(おはなし名作絵本24)

岩倉政治/文
二俣英五郎/絵
ポプラ社



その年の7月28日の正午ごろ、5分間だけ地球上から空気がなくなってしまうというばかばかしい噂がやかましくなった。
貧しい農村でも噂になり、はじめはみんな信じなかったが、 小学校では校長先生が、「大きな星が地球に近づいて、空気がなくなるだけの力で、地球の引力を
一時的に消してしまう」という説を唱えたので、その話はだんだん現実味を帯びてきた。
学校では、授業をそっちのけで、息をとめる練習をしたが、5分間など、だれひとりとめられない。
そのうち、空気を入れるゴムチューブの値段が、庶民の手が届かないくらい高騰したり・・・と、 デマによる人々のパニックが回顧の形で語られます。
貧しい農家の小学生の一家を中心に、さまざまな人間模様が描かれているのですが、 人間の滑稽さ、哀れさ、無力さにくわえ、強さや生きることの幸福感までも、みてとれます。
このおはなしは、教科書や副読本にもなり、映画やテレビドラマにもなったそうです。


三びきのごきげんなライオン
三びきのごきげんなライオン
ルイーズ・ファティオ/文
ロジャー・デュボアザン/絵
はるみこうへい/訳
童話館出版
(売り切れ)


フランスの動物園にごきげんなライオンがいました。奥さんをもらって、やがてかわいい子どもが生まれ、 三びきのごきげんなライオンになりました。
ライオン夫婦にとって、ぼうやはご自慢。将来、何になったら幸せになれるのか、あれこれ思い悩んでいます。
でも、ライオンにできることは限られています。世の中間違っている。やろうと思う仕事はやれるはず。 と、お父さんライオンは思っていました。
ぼうやライオンが、波瀾万丈な人生にもめけず、いつも自分らしさを失わず、やりたいことをみつけるという、 ラストまで、ひとつひとつのエピソードが、とても面白いです。
お父さんお母さんライオンが、ぼうやを信じて見守る様子には、親子愛も感じます。
ぼうやライオンがみつけた仕事とは…?お父さんライオンの夢はかなったでしょうか?


ノックメニーの丘の巨人とおかみさん
ノックメニーの丘の巨人とおかみさん
アイルランドの昔話
トミー・デ・パオラ/再話・絵
晴海耕平/訳
童話館出版




気立てのいい巨人フィン・マクールは、かわいいおかみさんウーナと 一緒にノックメニーの丘でたのしく暮らしていました。
でもひとつ、フィンには気がかりなことがありました。 それは、なかまの巨人をいためつけた、力の強い巨人ククーリンが あとひとり残ったフィンを狙っているということです。
いつも逃げている弱気なフィンに、おかみさんは、今こそ決着をつける 時がきたんだよと、胸のすくような、愉快な大作戦を思いつきます。
そしてとうとう、ククーリンが家の戸口までやってきました。


もとはねずみ…
もとはねずみ…
マーシャ・ブラウン/作
晴海耕平/訳
童話館出版
★絶版★
(売り切れ)



素朴な味わいの木版画絵本。【1962年コールデコット賞受賞作品】
カラスの餌食になりかけた小さなねずみを救った行者。 魔法も極めていた行者は、つぎつぎに襲ってくる動物から、小さな ねずみを救うため、ねずみを襲ってくる動物よりも、もっと大きな動物に 変身させます。
ところが、大きな動物になったねずみは、有頂天になり行者への恩も 忘れてしまったかのように、居丈高にふるまいます。
力を持つことで、心までもが変わってしまうことを戒めるような寓話です。


おこった月
おこった月
ウィリアム・スリーター/再話
ブレア・レント/絵
晴海耕平/訳
童話館出版
(売り切れ)



アラスカ南東部に居住するアメリカインディアン、トリンギット族の昔話。
ルーバンという男の子と、ラポウィンザという女の子は、仲の良い幼友達でした。
ある夏の夜、ラポウィンザは月の悪口を言ったため、月の怒りにふれ 空の国にある月の家に連れていかれ、おそろしいことに、火あぶりにされている その泣き声が、ルーバンの耳に届きました。
ルーバンは、ラポウィンザを助けようと、太陽の力を借りて、矢の階段を作り 空の国へとのぼっていきました。 苦難の末、空の国にたどり着いたルーバンは不思議なおばあさんに出会い 4つのものを授かります。
夜の闇を表すような神秘と恐怖の物語ですが、その闇の世界を負かす 勇気と友情が、明るく輝いている物語でもあります。


ぼくのかわいくないいもうと
ぼくのかわいくないいもうと
浜田桂子/作
ポプラ社




学校でも家でもおしゃべりで、でしゃばりの妹を、うっしおしいとおもっているお兄ちゃん。 お兄ちゃんのことが大好きで、天真爛漫にお兄ちゃんを慕う妹。
かわいくないと言いながらじつは…仲良し兄妹の関係が、表現豊かな いきいきとした絵とことばで描かれています。


おこりんぼフンガくん
おこりんぼフンガくん
国松エリカ/作
小学館
(売り切れ)



「かるた」「しおひがり」「せみとり」「デパート」「だがしや」の5つのおはなしが楽しめます。
こぶたのフンガくんはちょっとしたことで怒るのですが、それにはフンガくんなりの理由が。 そしてすぐに、他の興味あることをみつけて、ご機嫌になります。
おこりんぼだけど憎めないフンガくん、子どもらしくて身近なおはなしです。


カミナリこぞうがふってきた
カミナリこぞうがふってきた
シゲリカツヒコ/作
ポプラ社
(売り切れ)



タケシが一本杉の下で雨宿りをしていると、ドーン!と目の前にでっかい 赤ん坊がおっこちてきた。走って逃げると、タケシの家までついてきた。
頭に角やヒョウ柄パンツ・・・ひょっとして、カミナリこぞう?
日常と非日常が交差するリアルな世界観、緻密でいろいろな角度から とらえた空間感覚のある絵は、絵本から飛び出しそうなほど 存在感にあふれています。


かいじゅうポヨ~ン
かいじゅうポヨ~ン
みやざきひろかず/作
PHP研究所
★絶版★サイン本



かいじゅうポヨ~ンが十万年の眠りからさめた。「ボヨヨヨ~ン」と鳴くと、口からポヨ~ンだまが飛び出した。 ポヨ~ンだまが、動物や人に当たると、たちまちポヨ~ンとした気分に。
物に当たると、ポヨ~ンとした不思議なものに変身!
矢継ぎ早に出てくる愉快な出来事は、心なごむものばかり。
月や地球までも、みんなみんなポヨ~ンと変えた、平和の使者は、再び十万年の眠りへ。


りんごがひとつ
りんごがひとつ
いわむらかずお/作
銀河社
(売り切れ)



なっちゃんが丘の上でおやつのりんごを食べようとすると りんごがころころ転がって、なっちゃんは捕まえようと駆け出します。
坂道にはりすとうさぎ。
一緒にりんごを拾ってあげようとするのですが、 なっちゃんも、りすも、うさぎも転んでくるりんころんころん。 ページをめくる方向に、真っ赤なりんごとみんなが転がっていく愉快さと躍動感いっぱい!


いちにのさんぽ
いちにのさんぽ
ひろかわさえこ/作
アリス館




女の子が「いちにいちにいちにのさんぽ」と歩いていくと あり、いぬ、くま、恐竜と出会うものが、だんだん大きくなっていきます。
「さんぽあるいてこんにちは。」「いっしょにおさんぽしましょうか。」 と、とてもリズミカルな文がつづきます。
さて、みんなで最後に出会ったのは・・・サブライスなおたのしみ!
ページをめくる方向に、動きが楽しめる絵本です。


めちゃくちゃはずかしかったこと
めちゃくちゃはずかしかったこと
リュドヴィック・フラマン/文
エマニュエル・エカウト(エーコート)/絵
ふしみみさを/訳
あすなろ書房



ふと思い出すと、キャッといいたくなるくらい恥ずかしいこと。
ぼくの身にふりかかった、そんな出来事のかずかず。 でも、人のことだと、めちゃくちゃおかしいと、主人公のぼくも 認めるとおり、笑える出来事のオンパレード。
キュートでかわいい絵が、とってもほほえましいです。


白い牛をおいかけて
白い牛をおいかけて
トレイス・シーモア/文
ウェンディ・アンダスン・ハルパリン/絵
三原泉/訳
ゴブリン書房
(売り切れ)


逃げ出した白い牛を捕まえるために、牧場の男たちは悪戦苦闘。 でもどこかのんびりと、牛との攻防を楽しんでいるみたい。
ある日、わたしが白い牛をみつけた。難なく捕まった牛だけど 父さんをまっている間に眠くなり・・・
少女の感性で綴られる好奇心いっぱいの文章と、ページ画面全体を つかった細密に描かれたイラストが、心に深く刻まれます。


なぜ戦争をするのか? 六にんの男たち
なぜ戦争をするのか?
六にんの男たち

デイビッド=マッキー/作
中村浩三/訳
偕成社



平和に働く暮らしを求めて、暮らし始めた六にんの男たち。
やがてお金持ちになると、財産を守るために兵隊を雇い・・・ 身の安全を守ることから、だんだんと欲望がエスカレートし 果てには、戦争をはじめる、人間の愚かさを、淡々と描いています。
戦争が終わり、残ったのは、六にんの男たち。平和な土地を求めて 歩き出すのですが、それは、終わりのないエンドレスのはじまりです。


ちいさなふるいじどうしゃ
ちいさなふるいじどうしゃ
マリー・ホール・エッツ/作
たなべいすず/訳
冨山房
(売り切れ)




ちいさなふるいじどうしゃは、とてもわがままでせっかち。
運転手さんが降りたすきに、「待ってなんかやるもんか」と、ひとりで 勝手に走り出します。自分の通り道を歩くものたちが「まってください」と 頼むのに、ぶつかったり、はねとばしたり、傍若無人に走り回ります。
ところが、大きな機関車にも体当たりしたじどうしゃはとうとう・・・
ブラックユーモア的なおはなし。文明と自然、速さとゆとりなど いろいろなメッセージがこめられているように感じます。


ねえくまちゃん、なにしてるの?
ねえくまちゃん、なにしてるの?
ブルーノ・ヘクラー/文
ビルテ・ムゥラー/絵
くぼじゅんこ/訳
BL出版




大好きなくまちゃんは、ぬいぐるみだけど、わたしがいない間に わたしの知らないくまちゃんがいるに違いないと考える女の子。
学校がお休みの日に、くまちゃんのひみつを探るため見張ることに。 でも、くまちゃんはおりこうで、じっとしてばかり。
そんな女の子の空想が、現実のものとなる瞬間が。
夢のようなかわいいおはなしです。


あえるといいな
あえるといいな
ネレ・モースト/作
ユッタ・ビュッカー/絵
小森香折/訳
BL出版
★絶版★
(売り切れ)


小さないぬは、大きないぬと大の仲良し。いつもふたりは一緒。
ところが大きないぬに別の仲良しが現れて、もう小さないぬには 目もくれない。悲しい思いでいっぱいの小さないぬ。
その夜、信じられないできごとが起こります。 毎晩、空を見上げて見ていた、月のいぬが目の前に。
会えなくてもいつも友だち。友だちを思う心、夢見る心を あたたかく描いています。


ねむれないの?ちいくまくん
ねむれないの?ちいくまくん
マーティン・ワッデル/文
バーバラ・ファース/絵
角野栄子/訳
評論社
(売り切れ)



ちいくまくんが寝るときに、おおくまさんは本を読んであげます。
でも、ちいくまくんは暗いのがこわくて、ちっとも眠れません。
おおくまさんは、ランプのあかりをつけてあげます。
それでも、ぜんぜん眠れないちいくまくんに、おおくまさんが してあげたことは・・・
ケイト・グリーナウェイ賞など数々の賞を受賞した絵本。


やさいだいすき
やさいだいすき
柳原良平/作
こぐま社
(売り切れ)





かず、かたち、いろ別に、野菜が全部で18種類登場します。
野菜たちは、ユーモラスだったり、自慢げだったり、親しみやすく描かれています。
個性豊かな野菜たちですが、共通なことは、お店にならんでいて 料理につかわれて、食べられるもの、食べると元気になるものということ。
野菜が好きになれる絵本です。


ウエズレーの国
ウエズレーの国
ポール・フライシュマン/作
ケビン・ホークス/絵
千葉茂樹/訳
あすなろ書房
(売り切れ)



みんなのなかで、いつもひとりだけはみだしている少年ウエズレー。 でも、そんなことはおかまいなしです。
夏休みの自由研究に「自分だけの文明をつくる」というテーマを思いつきます。
見たこともない植物を育て、新しい遊びをうみだし ウエズレー語までつくりだし…やがて、友だちもまきこんで いつのまにか、ウエズレーは、はみだしものではなくなっていました。
夏の日の風情が美しく描かれた絵は、心地よさいっぱいです。

はじめてであうすうがくの絵本
はじめてであう
すうがくの絵本
(なかまはずれ/ふしぎなのり/
じゅんばん/せいくらべ)

安野光雅/文
福音館書店
(売り切れ)


知ること、ものの考え方を学ぶこと、発見の喜び、数学という 学問の楽しさに興味をもってもらいたいという思いがこもった 今までにない、「すうがくの絵本」です。
集合(なかまはずれ)、組み合わせ(ふしぎなのり) 順序数(じゅんばん)、直接比較(せいくらべ)の4章あり 最後には、大人向けの簡単な数学論の解説も載っています。
数学的なものの考え方は、身近な場面にたくさんあることを 発見できます。問題がいろいろ出てきますが、じっくり見たり 指でなぞったり、声に出したり、よく考えたり、五感をつかって 解答を導き出すことで満足感いっぱいになります。

もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻
もじもじさんのことば劇場
オノマトペの巻

西村敏雄/作
偕成社
(売り切れ)




「うろうろ」「ごしごし」「じんじん」「てくてく」 「ぬくぬく」「ぼやぼや」など、49フレーズのオノマトペを 愉快な文章と、もじもじさんが出てくるおかしな絵で紹介。
使われているオノマトペの意味の解説付きです。
見開き頁の右頁に文章、左頁に絵になっていて、頁をめくると つぎつぎと場面がかわります。 もじもじさんが、いろんな役で登場する、笑劇風。
オノマトペの楽しいひびき、日本語の面白さに「わくわく」!

どうやって作るの? パンから電気まで
どうやって作るの?
パンから電気まで

オールドレン・ワトソン/作
竹下文子/訳
偕成社
(売り切れ)



訳者あとがきに、この本は、1974年にアメリカで出版された 「すこしむかしの」ものの作り方を説明した本と、書かれて います。電気、ゴム、紙、ガラス、もめん、さとう、パンなど 19種類のものづくり様子が、描かれています。
ひと昔前のものづくりを大切に続けているのは、森の動物たち。 暮らしに必要なものを作るため、工夫をこらして発明された 機械と、ひとつひとつの手仕事をこなして、一生懸命働いている 動物たちが誇らしげにみえます。
精巧な機械の様子も、とてもよく描かれています。
生活に便利なものは、すべて人によって作られている その知恵と努力と、ものづくりの楽しさを伝える絵本です。

たんじょうびってすてきなひ
たんじょうびってすてきなひ
あいはらひろゆき/文
かわかみたかこ/絵
佼成出版社
(売り切れ)






パンダのヘレンちゃんは、みんなが「おはよう」って言っても しらんぷり。「遊ぼう」って言ってもはいりません。
素直になれないへそまがりさんなのです。
今日は、ヘレンちゃんの誕生日。でも、そんなヘレンちゃんを 誰も祝ってくれません。ヘレンちゃんは、ひとりで誕生パーティーを しますが、やっぱり楽しくありません。
「たんじょうびってかなしいひ」そうつぶやいていると・・・
ピンクと黄緑色の配色がキュートな絵と、軽やかな調子のよい文で ほんわかやさしくなる絵本。

3ぷんもまてないよ
3ぷんもまてないよ
土屋富士夫/作
佼成出版社
(売り切れ)







カップにお湯を注いで3分待つと、おはなしが始まるという 新発売の『カップおはなし「やさしいワニくん」』
でも、ひでくんは待ちきれず、蓋を開けてしまいます。 すると、とんでもないおはなしがはじまって、こわいワニに 狙われる羽目に。迫力感とスピード感満点、こわくて面白いユーモア絵本。

しろくまのこえ 幻冬舎エデュケーションのネイチャーブック
しろくまのこえ
幻冬舎エデュケーションの
ネイチャーブック

伊藤年一/構成・文
Alamy/写真
WWF/推薦
幻冬舎
(売り切れ)



冬の北極で双子のしろくまの赤ちゃんが生まれました。 春になり、広くて白い世界に子ぐまたちは大はしゃぎ。
子ぐまたちは、大きくなり親子で過ごす最後の冬が終わりました。 ひとり立ちの時がやってきたのです。
若い雄のしろくまは、巣穴に入らず、極寒の冬を獲物を探して さまよい続けなければなりません。ところが、今年の冬は変です。
氷は薄く、とけて小さな氷となり、アザラシの姿もみえません。
地球温暖化の影響で、絶滅危惧種に指定されているホッキョクグマ (しろくま)の悲しい声が聞こえてきます。

ダヤンと森の写真絵本 ねどこどこ?
ダヤンと森の写真絵本
ねどこどこ?

池田あきこ/作・絵
横塚眞己人/写真
長崎出版
【新品BB・絶版】
(売り切れ)



ダヤンが目覚めると、そこはボルネオの森。 ダヤンはぐっすり眠れる寝床を求めて、森の中を冒険します。
生命の宝箱といわれるボルネオの森には、オラウータンやテングザル ベンガルヤマネコなど、めずらしい動物たちが、多様な場所を 寝床にして暮らしています。ダヤンは、たくさんの動物たちに つぎつぎと出会います。
ダヤンの楽しいイラストと、動物たちの生態に迫る写真画がコラボして 動物たちが安心して眠れる場所を守り続ける大切さを描いています。

ぶたにく
ぶたにく
大西暢夫/写真・文
幻冬舎(幻冬舎エデュケーション)
【絶版】
(売り切れ)





鹿児島市郊外にある、知的障害を持つ人が暮らすゆうかり学園。
ここでは、黒豚の繁殖、出産、子豚の飼育から豚肉の加工までの 畜産を行っています。残飯や自分たちで育てた野菜のくずなどを 飼料とし、糞は堆肥にするなど、命のサイクルをつくっています。
人間の都合で生まれ、生かされ、食される豚たちの一生と 日々続くゆうかり学園の畜産にかかわる日常、食肉加工される 様子もふくめ、奇もてらいもなく淡々とつづった写真とことば。
日頃は考え及ばない命を食して生きているということを実感します。

いっしょだよ
いっしょだよ
小寺卓矢/写真・文
アリス館
【2013年版・課題図書帯付き】
(売り切れ)





さみしい森の中、ひとりぼっちに見える木の芽や花、葉っぱや 虫たちにも、同じなかまや違うなかま、いっしょがいっぱい。
大きいの小さいの、目に見えるもの見えないもの、いろいろが ともにいっしょに生きている。 楽しい笑い声が聞こえてきそうな、美しい写真のかずかずです。

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